わが家の自由研究

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ちりめんモンスターを探そう!

スーパーで、めずらしいものを買うことができました。
じゃーん!!これです。
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しらす以外にも、エビやカニ、海藻などがたくさん入った一品。

ふだんは、「しらす」ばかりになってパックされたものしか見かけないのですが、今日は運良く出逢うことができました!!

さぁ、ちりめんモンスター探し、スタートです。

いるいる、あまり見かけない奴らばかりです(笑)。
とりあえず、どんなタイプがあるのか、チェックします。

エビっぽい奴に、カニっぽい奴
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長い奴
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幅広い奴
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そもそも、ちりめんじゃこって、何の魚やろう?
おとうと 「はい!おじゃこ!!」
え??おじゃこって、どんな魚よ(笑)。ヒントは、青い背中で三文字の魚やでー。
お兄ちゃん「さんま?さわら?」
「さ」で攻めたね(笑)。魚へんに、弱いと書いて??
 兄弟 「イワシー!!」


「ちりめんじゃこ」とか「おじゃこ」「シラス」と呼びますが、どういう意味なのか、私自身はっきりとは理解していなかったので調べてみました。

ちりめんじゃことは、イワシ類(カタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシ・シロウオ・イカナゴなど)の仔稚魚を食塩水で煮た後、天日などで干したものです。
小さな魚を平らに広げて干した様子が、細かなシワをもつ絹織物のちりめんを広げたように見えることからこの名前がついたとのこと。
魚そのものはシラスといい、体に色素がなく白い稚魚の総称 をいいます。

ちりめんじゃこは、おもに関西での呼び名だそうです。
茹で上げた状態の物を「ちりめんじゃこ(かまあげ)」、茹で上げた状態の物をさらに乾燥させたものを「ちりめんじゃこ(上乾:じょうぼし)」として別の商品として売られています。
関東ではシラス干しと呼ばれているそうです。
みなさんの地域では、なんと呼んでいますか?

さて、最後は、味見です。
カニみたいな奴は、少しシャリッとした食感でした。味は、いつものちりめんじゃこと同じように、美味しかったです!!

みなさんも、もし、スーパーでいろいろまじったちりめんじゃこを見かけたら、ぜひ購入して、モンスター探しを楽しんでくださいね。
モンスターの名前を調べたい人は、「チリモン図鑑」というサイトをご覧ください。
形や模様などの特徴を入力すると、名前がわかります。

スライムをつくろう!!

今日は、今、話題のPVAをつかって遊びます!
PVAとは、ポリビニールアルコールのことで、洗濯のりや液体のりの主成分です。

先週すごいニュースが駆け巡りました!!
東大とスタンフォード大などの研究チームが、安価に手に入るPVAを使って、白血病の治療で重要な細胞を大量に培養することに成功したというのです。
これまでは高価な培養液でもほとんど増やせなかったそうで、今後、白血病などの画期的な治療法につながる可能性があるとのこと。
とても明るいニュースに励まされます。

私たちも薬局で、750mL入って120円くらいでPVAの洗濯のりを買いました!!
ほんとに安いです。

それから、右のホウ砂というもの。
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もう、パッケージに用途が書かれています(笑)
はい、スライムづくりです。

<用意するもの>
PVA系の洗濯のり、ホウ砂、水、コップ、鉄粉、磁石
<手順>
①コップに洗濯のり100mLと水100mLを入れてまぜる
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②別のコップにホウ砂4gと水50mLに溶かす
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③①に②を少しずつ加えて、割りばしなどで、すばやくかき混ぜる
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④ねばねばしたものができたら、手に取って、まとめるように転がす。これが、スライム。
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⑤今回は、できたスライムに鉄粉をまぜて、こねる
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鉄粉入りのスライムを磁石に近づけてみる
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スライムは、ひんやりして、ムニムニしてて、とにかく触り心地が楽しいです。15分くらいで終わろうと思ってたのに、軽く1時間は、こねたり投げたりして遊びました!!
磁石に吸い寄せられるスライムは、まるで生きているみたいでした。
興奮しすぎて、今日も夜更かし気味の兄弟です~(泣)
でも、とっても楽しかったです。
2人によると、「今までで一番楽しかった」そうです。

親子で防災を考える⑥人と防災未来センター

神戸にある人と防災未来センターに、家族で行きました。

この施設では、阪神淡路大震災の経験から得られた教訓や、防災・減災のたいせつさを発信しています。

 

まず最初に、1・17シアターで震災を追体験します。

特撮技術やCGで再現した映像を見るのですが、自分が本当にこの地震を体験しているようで、涙が出て止まりませんでした。

地震がきたら、頭を守って机の下だよ!」と親子で話していましたが、想像以上の激しい揺れを目の当たりにして、思うように体が動かせないだろうと思ってしまいました。

 

おとうとは怖くて画面を直視できませんでした。

お兄ちゃんは「ショック!こんなに??って地震の強さに驚いた。はだしのゲンにでてきた空襲と似たような感じ。こわい・・・」と言っていました。

 

その他には、映像や展示物などで、被災した方々の体験談を知ることができます。

 

また、コンピューターでハザードマップをこまかなところまで見れるので、わたしたちがふだん生活していて行く場所を見て「ここにいるときは、土砂が来る可能性があるので、こちら側に走って逃げよう」など具体的に確認しました。

 

いちばん子供たちに響いたのは、実際に震災を体験した「語り部」の方のお話です。

地震の数か月前から、群発地震があったことや、身近にどんなことが起こっていたのか(空の様子、地鳴り、小動物の様子)を教えてくださいました。

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そして、南海トラフに備えて、私たちに2つアドバイスをくださいました。

①毎日、歩くことで体力をつけてほしい。そして空の様子を観察してほしい

②キャンプをして、生き抜く力をつけてほしい

とのことでした。

絶対に、やろう!!と思いました。

 

今回、このセンターに行ったことで、より一層、災害を具体的に想定できるようになりました。地震だけではなく、水害、風害、火災、いろいろなことがあります。恐れ過ぎずに、正しく備えていくことを、毎日少しずつ取り組んでいきたいと思いました。

 

 

 

親子で防災を考える⑤避難所を想定してみる

最近、わが家では防災に関する話題が増えました。

もし、大きな地震に遭い、幸い命があって、でも家では暮らせないとなったら、どんな生活が待っているのかな?

避難所に行けばいい!

ごはんや水がもらえるし、寝る場所もあるし。

自衛隊がなんとかしてくれる。

 

私も、そんなふうに思っていました。

避難所に行けば、それほど変わらない生活があるものと、思ってしまっていました。

でも実際は、生活がガラリと変わってしまうそうです。

 

今回、防災講座に申し込み、阪神淡路大震災東日本大震災を経験された防災士の女性に、実体験をたくさんお伺いすることができました。

  • 体育館などで、知らない人たちと共同生活を送ることになる
  • 食事がなかなかもらえないこともある
  • 食事、トイレ、何をするにも行列に並んで待つ
  • 避難所では火器は使用禁止なので、カセットコンロなどは使えない
  • とにかく一日中、給水の往復に費やし、大変だった
  • 歯磨きがままならず、口腔内の環境が悪化して病気をひきおこす(肺炎など)
  • もらえる食事では野菜などが不足し、便秘がちになる
  • アレルギー対応食はなかなかない
  • 女性の生理用品などは優先順位が低く、すぐには手に入らない
  • トイレの衛生環境がとても悪く、靴で入るのも躊躇する
  • トイレに行くのを減らすために水分を控えてしまい、水分不足になる

講座では、避難所生活で役立つ新聞紙でつくるスリッパのつくり方を教えていただきました。トイレにいくときに、このスリッパを使い、都度使い捨てにすれば、衛生環境が保たれるとのことでした。実際に体験した方でないと、そのようなことにまで気が回りません。とてもこまやかな心遣いに感謝です。

<スリッパのつくり方>

新聞紙を2枚かさねる

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二つ折りにする

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たて長に置いて、上から1/4を折りたたむ

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さらに1/4折りたたむ

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下側に1/3折りたたむ

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さらに1/3折りたたむ

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裏返して、ペラペラとはがれないように差し込む

(ガムテープではりつけてもよい)

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スリッパの完成!!

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ほかにも、伺ったお話で驚いたことが2つありましたので記しておきます。

東日本大震災のときに、指定されていた避難所にむかったところ、人数が多すぎて収容できないと言われて、空いている避難所を探して、いくつかめぐることになったとのことでした。1カ所だけをあてにしないで、2番目3番目の候補場所をあらかじめ考えておく必要があると思いました。

 

南海トラフの発生時は静岡県和歌山県高知県などに自衛隊が優先的に派遣されるはずなので、兵庫県の私たちはできるだけ自助努力で備えておくこと!!とのお話でした。「自衛隊がなんとかしてくれる」と思わずに、備えを万全にしておこうと思いました。