ブレーカーが落ちちゃった!
夕食の準備中「バチン!」という音がして、リビングが真っ暗になってしまいました。
「あれ?停電?」
「でも、廊下の電気はついてるよ」
オーブン、炊飯器、ホットプレート、テレビ、パソコンと家電がフル稼働していたので
「あー、ブレーカーが落ちたんや。上げればいいねん。」
子供たちといっしょにブレーカーを探しにいきました。
この家に引っ越してきてから、初めてのブレーカー落ちです。
「たぶん洗面所にあるやろ?」と予想して行くと、ちゃんと洗面所の天井近くに白い箱がありました。
白い箱のふたを開けて、中を見ると、リビングのブレーカーだけがOFFになっていたので、ONにして、無事、調理を再開。
また、すぐに日常に戻ったのですが、ブレーカーのことが気になって調べてみました。
私は、あの白い箱のことを「配電盤」と呼んでいたのですが、どうやら違うみたいです。
「配電盤」というのは、発電所で発電された高圧の電気の電圧を下げる役割を持ち、大きなビルなどの屋外に設置されているそうです。一般家庭は、もともと低圧受電契約なので、「配電盤」はほとんどありません。
白い箱の正式名称は「分電盤」だそうです。
ふたを開けると、スイッチがたくさん並んでいます。このスイッチをブレーカーといいます。
ブレーカーには次の3種類あります。
アンペアブレーカー
一番左にある大きなブレーカーが「アンペアブレーカー」です。つまみの上部に「00A」と表記されていて、そのブレーカーで使用できる電力量を示しています。これが落ちるのは、一度に家電を使いすぎてしまったときです。家全体の電気がつかなくなります。
漏電ブレーカー
アンペアブレーカーのすぐ右にあるのが「漏電ブレーカー」です。こちらは漏電が起きたときに自動的に電流を切ってくれる装置です。こちらも家全体の電気がつかなくなります。
もし、このブレーカーが落ちていたら慎重に復旧作業を行わなければいけません。
すぐに、漏電ブレーカーを上げるのは危険です。次に説明する安全ブレーカーをすべてOFFにしてから、漏電ブレーカーを上げます(ONにする)。その後、安全ブレーカーをひとつひとつONにしていき、漏電ブレーカーが落ちるかチェックします。
漏電している場所を探って、電力会社に連絡するのが良いそうです。
安全ブレーカー
部屋の名前がつまみ近くに表示されていて、それぞれの部屋のコンセントを遮断する役目があります。つまみごとに使える電気の量が決まっていて、それを超えたときにブレーカーが落ちます。該当するコンセントにさしている電化製品のみが使用できなくなります。
わが家の分電盤をよく見てみると、漏電ブレーカーと安全ブレーカーしかありません。なんでかな?
調べてみると、これは、「スマートメーター」設置後の新しい分電盤だそうです。
アンペアブレーカーを兼ねたメーターが屋外に設置されるようになったので、新しい分電盤にはアンペアブレーカーがないのです。
知らなかった~!!
賃貸暮らしをつづけているわが家は、家のことに、とてもとても疎いのです。。。
もっと知識を身につけて、暮らさねば。
スマートメーターは、電気の使用量を30分ごとに計測・記録でき、通信機能を持つ新しいメーターで、社会全体の省エネ化への寄与や料金メニュー変更への柔軟な対応、検針業務の効率化に役立てようというものです。
今回、わが家で落ちていたのは、LDという安全ブレーカーひとつでしたので、このブレーカーを上げるという対応でOKでした。あー、良かった!!
調べてみて、漏電ブレーカーは安易に上げてはいけないことを知りました。もしものときは慎重に対応したいと思います。
それから、スマートブレーカーへの移行についても知りました(遅ればせながら・・・)。
あー、ほんとに世の中知らないことだらけだ!!そして、知らないことを学ぶのは、とても楽しいです。