親子で防災を考える⑥人と防災未来センター
神戸にある「人と防災未来センター」に、家族で行きました。
この施設では、阪神淡路大震災の経験から得られた教訓や、防災・減災のたいせつさを発信しています。
特撮技術やCGで再現した映像を見るのですが、自分が本当にこの地震を体験しているようで、涙が出て止まりませんでした。
「地震がきたら、頭を守って机の下だよ!」と親子で話していましたが、想像以上の激しい揺れを目の当たりにして、思うように体が動かせないだろうと思ってしまいました。
おとうとは怖くて画面を直視できませんでした。
お兄ちゃんは「ショック!こんなに??って地震の強さに驚いた。はだしのゲンにでてきた空襲と似たような感じ。こわい・・・」と言っていました。
その他には、映像や展示物などで、被災した方々の体験談を知ることができます。
また、コンピューターでハザードマップをこまかなところまで見れるので、わたしたちがふだん生活していて行く場所を見て「ここにいるときは、土砂が来る可能性があるので、こちら側に走って逃げよう」など具体的に確認しました。
いちばん子供たちに響いたのは、実際に震災を体験した「語り部」の方のお話です。
大地震の数か月前から、群発地震があったことや、身近にどんなことが起こっていたのか(空の様子、地鳴り、小動物の様子)を教えてくださいました。
そして、南海トラフに備えて、私たちに2つアドバイスをくださいました。
①毎日、歩くことで体力をつけてほしい。そして空の様子を観察してほしい
②キャンプをして、生き抜く力をつけてほしい
とのことでした。
絶対に、やろう!!と思いました。
今回、このセンターに行ったことで、より一層、災害を具体的に想定できるようになりました。地震だけではなく、水害、風害、火災、いろいろなことがあります。恐れ過ぎずに、正しく備えていくことを、毎日少しずつ取り組んでいきたいと思いました。