わが家の自由研究

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海外協力隊の隊員さんのお話を聴く(ZOOM)

ZOOMで募集していた「お話し会」に参加しました。

なんと!!

現役の青年海外協力隊の隊員さんのお話を聴けるという、貴重な機会です。

 

青年海外協力隊っていう言葉は聞いたことがありますが、具体的に、どのような活動をされているのか、全くわかりません。

そして、20代の友達がいない私たちには、20代の方々とお話するのも新鮮です。

そしてそして、今、欠かせないツール「ZOOM」を使うのにもドキドキ・・・❤

 

任期中の隊員さんたちは、今、コロナ禍で一時帰国されているそうです。

そのピンチをチャンスに変えるべく国際協力をもっと身近に、協力隊をキャリアの選択肢にという想いで、この会を開催してくださったそうです。

 

お話しくださるのは、カメルーンに赴任していた方と、セネガルに赴任していた方。

どちらもアフリカにある国です。f:id:jiyu-kenkyu-kazoku:20200717211005j:image
地理が好きな兄弟は、もうワクワクしています。

 

まずは、現地で暮らしていた住まいを写真で紹介してくださいました。

トイレやシャワーのインフラが整っていない中、現地の人たちと同じ生活をして暮らしていたそうです。

 

たとえば、カメルーンのトイレは、地面に穴があいているだけ。その穴に用を足します。セネガルのトイレ事情は、イスラム圏だったこともあり、用を足したら、左手で拭いて、バケツで手を洗うのだとか・・・。

ひょえ~💦

 

お給料(協力隊手当)は、現地の水準にあわせて出されるので、自炊をしたり、贅沢をしないように暮らしておられたとのこと。

 

そして、驚いたことに、協力隊の隊員として、どのような任務を行うかは決まっておらず、現地の暮らしをする中で、何が必要か探っていくのだそうです(;゚Д゚)。

最初の3カ月は、現地との交流をして、生活を知るところからのスタート。


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しかも、セネガルに赴任した隊員さんは、事前に語学研修で習ったフランス語が通じない地域で、いちから現地語をがんばって習得されたそうです。

ほんとに頭が下がります。

 

セネガルの隊員さんは、体育授業の普及をめざしての活動だったそうですが、そもそも学校に体育の授業自体がないので、協力してくれる学校や先生を探すところからのスタート。子供たちは、じっくりと座って話を聞いてくれない。

そこで、わかりやすい競技「つなひき」を普及させることに!

 

地域の複数の学校で、つなひき大会をしよう!というところまで漕ぎつけたそうですが、大会が実施されないまま、コロナで帰国することになったのだそうです。

 

カメルーンの隊員さんは、生活向上をめざしての活動をされました。複数取り組まれたそうです。

①ヤムイモ農家さんの栽培スキルを上げて、生産の向上をめざす

②布を仕立てて商品を開発する

③稲作の普及

④図書館を作って、読書習慣の定着をめざす


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お話を伺っていて印象的だった言葉が2つあります。

「国際協力とか、世界を変えるというよりも自分を変えるために参加した」

「上から目線で、やってあげるとか教えてあげるではなく、一緒にやるという姿勢で」

 

わが家のお兄ちゃんの心にも、かなり響いたようで「現地の人たちが困っていることを自分で探すのは大変そうだけど、楽しそう。その国の文化を知りたいし、行ってみたい✈」と話しています。

 

さてさて、会の冒頭で、短い自己紹介タイムがあったですが、お兄ちゃんは、緊張で頭が真っ白になってしまいました~。

「次は、自己紹介を考えとく」そうです(笑)。

 

JICA海外協力隊の世界日記は、こちら。

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