わが家の自由研究

好きなこと 知りたいことを たのしく研究するブログ

家島で海あそび①

姫路港から船にのって、30分くらい南下したところに家島諸島があります。

      家島観光事業組合HPより

今回は、その中の家島本島で海あそびの企画に参加しました。

B&G海洋センターの催しで、

 という盛り沢山な内容になっています。

今まで、磯あそび程度はしたことがありましたが、本格的に海に入るのは初めての兄弟です。お父さんも私も、カヌーやスタンドアップパドルボードなどは初めてです。

釣り道具を持参して、はりきって参加しました~!!

 

<釣り>

私たちは、釣り竿やエサ(サビキ用のアミエビ)を持参したのですが、持ってきていない人のために、竹竿が用意されていました。

それからエサ!!なんともワイルドな体験をさせてもらいました!!!

拾ってきた貝を石の上に置いて、別の石を打ちつけてその貝を割り、出てきた身を針につけるのです。買ってきたエサでしか、釣りをしたことがなかった私たちは、海辺の方の知恵を知り、そのたくましさにとても驚きました。虫や生き物が苦手なお兄ちゃんも、すぐに出来るようになり、お兄ちゃんの変化にもビックリしました。

 

借りた竹竿と、サビキ用の釣り具で、キュウセンというベラのなかまのオスとメス、ガシラ(おこぜ)、鯛のなかまが釣れました。

キュウセンのオスはとても綺麗な緑色をしていたのですが、釣ってから時間が経つと赤く変化していました。ストレスを与えてしまったのかもしれません。ごめんね。

キュウセンは西日本では高級魚として扱われ、とくに瀬戸内海の夏のキュウセンは美味しいそうです。釣れた魚たちは小さかったので、B&Gの職員の方が味噌汁にすることをすすめてくださいました。

持ち帰って、下処理(おとうとが、うろことりを担当してくれました。内臓の処理はお父さん。)をして味噌汁にしたら、すっごく良い出汁が出て、みんなで「おいしい~」「味噌汁、最高!!」と言って堪能しましたよ。

 

 

<海辺の観察>+<シュノーケリング

兄弟がいちばん時間をかけたのは、海辺の観察とシュノーケリングです!!

岩場は滑りやすいので、水陸両用シューズを履いて、慎重に進みましたが、おとうとが転んでしまい、岩に手をついたので切り傷を負ってしまいました。次回から軍手を持っていこうと思いました。

 

カニ、イソギンチャク、カメの手、フナ虫、フジツボ三葉虫のような形のなぞの貝のような生物などなど、たくさんの生き物を見ました。カメの手は味噌汁にすると、エビやカニのような出汁が出ておいしいそうですよ。

 f:id:jiyu-kenkyu-kazoku:20190715184634j:plain

帰宅後ネットで調べると、この写真の右の、三葉虫のような生物はヒザラガイ、左はオオヘビガイというそうです。

 

シュノーケリングでは、岸からわずか数メートルの場所で、立派なウニ、キュウセンなどのカラフルな魚たち、ヒトデ、クラゲ、サザエなどを見つけました。いつまででも見ていたいくらい魅惑的な海でした!!

 f:id:jiyu-kenkyu-kazoku:20190715190405j:plain

 

企画に参加していた男の子は、シュノーケリングしながらタコを獲りました。

「今夜はタコ焼きするねん!」と上機嫌。

お母さんは「だれが、タコの調理するのよ~(怒)」とおっしゃってました(笑)。

 

<海水からの塩づくり>

コーヒー用のドリッパーとペーパーフィルターを使って、海水を濾します。

大きいゴミやプランクトンが濾しとれました。

下に溜まった海水を鍋に入れて、熱して水を蒸発させていきます。

このまま、水分を蒸発させていけば、塩は完成するのですが、さらに精製していくには、だいたい1/5程度の量になるまで、強火で煮詰め、濃縮させます。

しゃもじ等でかき混ぜながら、さらに半分くらいになるまで煮詰めます。

すると海水が白くなってきます。

この海水をもう一度フィルターペーパーで濾し、不純物を取り除きます。

 濾した海水を再度なべに移し、中火で沸騰させ、さらに煮詰めます。

シャーベット状になるまで、焦げつかないよう絶えずしゃもじでかき混ぜます。

水分を含んでいるうちに、コーヒーフィルターなどでろ過します。

フィルターに残ったものが「塩」で、ろ過した液体が「にがり」です。

 

家島で海あそび②につづく