自然観察(兵庫県/玄武洞)
玄武洞は、国の天然記念物。
約160万年前の噴火によって流れ出したマグマが冷やされ、玄武岩溶岩の厚い層が作られました。
その後、河川による侵食により玄武岩塊がむき出しとなりました。
玄武洞の玄武岩はマグマが冷却される際に体積が小さくなることでできる割れ目(節理)が顕著で切り出しやすかったこともあり、これを人々が採掘し、その採掘跡が洞窟として残りました。
1926年、京都帝国大学の松山基範博士が、玄武洞の石の磁性の方向が今と反対の南を向くことを世界で初めて発見しました。この発見により、ある一定の時期、地球の磁場(N極とS極)が今と逆転していたことがわかりました。これを「松山逆磁極期」と呼びます。この世界的大発見は、玄武洞から始まったのです。
なんでこんな岩山にカニが???
しかもこんなにたくさん???
(何百匹もいました🦀)
みんな、背中がニコニコ笑顔なんです〜っ☺
森の中で暮らしているアカテガニ。
カニは、魚と同じでエラ呼吸なので水がないと生きていけないのですが、アカテガニはエラ呼吸した水を口から吐き出し、腹部の脇を伝わせて空気に触れさせ、脚のつけ根から再び体内に取り入れているんです。
このように水の循環ができるため、森の中でも生きることができるんです。
産卵のときには、海に向かうそうですよ。
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こちらは、お取り込み中のカタツムリ。
失礼します(苦笑)。
カタツムリのおしりの穴は、殻の入り口、つまり顔の近くにあります。そこから細長いうんこをニョロニョロ出すと、足を使ってていねいにおりたたむのです。その所作は、心をこめておりがみをおるかのよう。
「続々ざんねんないきもの事典」高橋書店 より引用
このカタツムリは、うんこを折りたたんだところだったんですね!!(笑)
お兄ちゃん「カニがいっぱい居すぎて、踏みそうになっちゃった。」「地球の磁場が逆転していたことは、知っていたけど、ここで発見されたとは知らなかったなぁ。」
おとうと 「今日は、カニを見たのがいちばん楽しかった!!」「それから玄武洞ね、あんなにキレイな石が自然にできたのはすごいなって思ったよ。」