ヨーグルトを殖やしてみよう
腸活のひとつとして、わが家ではヨーグルトを食べるようになりました。
毎日食べるので減るのが早い💦
ヨーグルトを自分で殖やしてみたい🤗
という思いから、ヨーグルトを殖やすことに。
今回は、お兄ちゃん(12歳)が挑戦します。
わが家には、ヨーグルトメーカーなる便利な機械はないので、お鍋を使ってやっていきます。
【用意するもの】
・大きいお鍋
・容器(ガラス製にしました)
・ヨーグルトをすくうスプーン
・元種になるヨーグルト(新品)
・牛乳(新品)
・鍋帽子(保温するときに使うもの)
鍋帽子の代わりに、毛布やバスタオル、新聞紙、発砲スチロールの箱なども保温に使うことができます!
①最初に、容器、スプーンなどを鍋の中で煮沸消毒する。その後、容器は網の上に逆さに置き、自然乾燥させておく。
(煮沸消毒に使ったお湯は、そのまま鍋に入れてとっておく)
②元種になるヨーグルトを大さじ2くらいずつ容器に入れる。
③容器に開封したての牛乳を注ぎ入れる。500ml×2つ分
④鍋(煮沸消毒で残ったお湯)の温度を確認して、50℃前後になるように調整する。
まだ、ちょっと温度が高いね~
乳酸菌は60℃で死滅してしまうので、高温にならないように気をつける
ヨーグルトを温めると乳酸菌は死滅する?│一般社団法人日本乳業協会 (nyukyou.jp)
⑤④のお湯の中に、③のヨーグルト+牛乳の入った容器を入れる。
蓋をして、鍋帽子をかぶせて保温する。
翌朝、蓋を開けてみると
ヨーグルトが出来てました〜✨✨✨✨
お兄ちゃん「再現度が高い!元のヨーグルトと同じ味だ!!家でヨーグルトが殖やせるなんてお得だね」
せやねん!!お得やねん!!!(笑)
ヨーグルトは、どうしてできたの??
ヨーグルトは乳酸菌がつくりだすものです。
乳酸菌は、牛乳に含まれている乳糖を分解し、エネルギーを得ています。
乳糖を分解するとき乳酸という物質をつくります。
乳酸は、酸という言葉がついているように酸性の物質です。
牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)は、酸によって固まる性質があります。
参考図書:菌の絵本にゅうさん菌 農文協
もっと知ろう!発酵のちから ほるぷ出版
乳酸菌はどこにいるの??
乳酸菌は、嫌気性菌といって、酸素がきらいな菌です。
酸素がきらいですが、酸素があっても死ぬことはありません(通性嫌気性菌)
動物の体の表面・腸の中・植物などに棲んでいます。
最近、スーパーで目にするようになった豆乳ヨーグルトは、植物に棲んでいる乳酸菌と豆乳を使ってつくられているそうです。
ちなみに、ビフィズス菌は、ヨーグルト関連でよく聞く名前ですが、実は乳酸菌のなかまではありません。同じ嫌気性菌でも偏性嫌気性菌といって、酸素があると生きられない菌です。
参考図書:菌の絵本にゅうさん菌 農文協
ヨーグルトを食べると、私たちの体にどんないいことがあるの??
・乳酸菌が乳糖を分解してくれているので消化されやすい形になったタンパク質やカルシウムを多く含んでいる(乳糖不耐症の人でも食べられる)
・腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを整える
・癌の予防効果、癌の進行を妨げるはたらきがある
・血圧が高くなりすぎるのを防ぐ
参考図書:発酵食品の大研究 PHP
後日、豆乳でも作ってみたところ(豆乳ヨーグルト+無調整豆乳)
ちゃんと、固まりました。
なぜか、表面だけ、うっすらピンク色になりました。
そのまま食べると、やはり豆乳っぽさが強いのですが、ジャムを入れると豆臭さは、気になりませんでした。
今回は、ヨーグルトの材料を容器にいれた状態で、湯煎するような形で殖やしてみました。
ほかにも、殖やし方があります。
①鍋に牛乳を入れて沸騰直前まで温め(殺菌のため)、45℃くらいに冷ます
②冷ました牛乳500mlをガラス容器に入れ、そこにヨーグルトを大さじ2を入れ、よくまぜる
③ふたをして室温に置いておいてもできる(寒い時期は発酵箱を使う)