生クリームからバターをつくろう
今日は、生クリームからバターをつくってみます。
実は、2回目のチャレンジです。
~前回のチャレンジ~
事前情報だと、ビンに生クリームを入れて、15分ほどガシャガシャ振るだけでバターができるとのことでしたが、思ったようにはいきませんでした。
出かけるまで20分だから、出発までにチャチャっと作ろうとしたのですが、一向にバターにならず、出先にまでビンを持っていって、外でも振っていました(笑)。
結局、1時間以上かかって、ようやくバターになりました。
兄弟たちはビンを振るのに飽きてしまって、ほとんどが母の仕事となりました~。
いとこのMちゃんも、以前トライして1時間くらいかかったとのこと。
バター作りは、低温のほうがうまくいくそうです。「5分でできる」という人もいます。
私たちが、こんなにも時間がかかったのは、きっと、気温や手から伝わる温度が関係していたのかもしれません。
ビンの代わりに、ペットボトルで作ると早くできるという意見もありました。
~今回のチャレンジ~
先日、でんじろう先生の番組で、時短でバターをつくる方法を紹介していました。
シェイカーに生クリームと鉄球を入れて振ると、わずか2分ほどで、バターになるらしいのです。
鉄球が撹拌に役立つとのこと。鉄(金属)だから、低温を保つのにも役立ちそうですね。
おー!!これは、ためしてみたい!!
でも、鉄球なんてありません。
鉄球らしきもの・・・あ、ビー玉を使ってみようかな?!
おとうと 「今度こそ、やるぞ~っ!!」
<用意するもの>
ビン
生クリーム 200mL(高脂肪のもの、今回は43%)
ビー玉(きれいに洗っておく)
<つくりかた>
ビンに生クリームとビー玉を入れて振るだけ
10分 粘度がでてきた
15分 一部、固まりかけてきた
30分 バシャっと音がして、水分と固形分に分かれた
今回も、気温が高かったし、手の温度も伝わってしまったと思います。
残念ながら2分ではできませんでしたが、前回の半分以下の時間でバターが完成しました。
なにより、兄弟たちが最後まできちんとやり遂げました!!!(途中でテレビに気を取られてましたが・・・)
お兄ちゃん「ビー玉いれたら、すごく早くできたね!」
そうです!!前回のチャレンジと違うのは、ビー玉を入れたことだけ。材料もビンも同じ。気温もほぼ同じくらい。
ビー玉効果すごい!
出てきた水分を取り除いて、さっそく、できたてバターに塩を加えて、トーストにぬって食べました。
兄弟 「うまっ」
ところで、どうして、振るだけで、生クリームがバターになるんだろう??
原理が知りたくなりますねー。
生クリームの中には脂肪が入っています。
その脂肪はうすい膜で囲まれていて、振ることで、膜が破れて、中の脂肪同士がつながります。
さらに振ると、つながった脂肪の間に空気が入ってきます。これがホイップクリームです。
この状態からさらに振り続けると、水分が離れて、もっと脂肪同士がくっつきます。これがバターです。
このほか、牛乳(ノンホモ牛乳)からもバターをつくることができるそうなので、ぜひトライしてみたいと思います。
注:スーパーなどで一般的に売られているのは、ホモジナイズド牛乳なので、バターはうまくできないそうです。
ホモジナイズド牛乳は、撹拌したり超音波を当て、牛乳に含まれる脂肪球をこまかく均質化されています。