SDGsって何???(将来の夢)
SDGsのワークショップで、フィリピンの小学生をとりまく教育環境について教えてもらいました。
経済的に苦しい家庭では、小学校を卒業する前に、家計を稼ぐために社会に出るので、たとえ本人が望んでも教育を受けられないことを知りました。
あるフィリピン人の男の子の夢は「みんなで一緒に小学校を卒業すること」だったのだそうです。
その夢の絵を描き、同級生のみんなの前で発表したのだそう。
すると、みんなの中にも「教育を受けたい」「そして自分の夢を叶えたい」という空気が生まれ、お互いに自分の得意な勉強を教えあう雰囲気に。
2年経った今、みんなで小学校を卒業する夢を叶えたそうです。
私たち日本人は、「学校に行くこと」や「教育を受けること」をどのように受け止めているのかなぁと立ち止まって考えるきっかけをもらいました。
ワークショップで、司会のお姉さんが、わが家のお兄ちゃんに「将来の夢」を尋ねてくださいました。
お兄ちゃん「うーん・・・まだ、ない」
司会の方 「何か、好きなことは?」とつづけてくれました。
お兄ちゃん「好きなことが仕事になればいいな。今、好きなことは宇宙のことを知ったり、登山すること。」と答えました!!
ワークショップの帰り道、お兄ちゃんの感想が止まらない(笑)。
今回、とても良い刺激をもらったようです。
お兄ちゃん「ワークショップで働いてる人たちがいいなって思った!世界が良くなるために働いている姿がいいな。みんなすごく良い人たちだった!!」
これは、私もお兄ちゃんと同じ感想を持ちました。
みなさんが、前向きでとても素敵な雰囲気の場でした。
これからも、いろいろな場に出かけてみたいなーと思いました。
SDGsって何???(食品ロスについて学ぶ)
親子でSDGs(エスディージーズ)のワークショップに参加しました。
そもそも、SDGsって何?
お兄ちゃん「ソーシャル・デジタル・グループ!」
おとうと 「ソーシャル・デジタル・ゲーム?」
ソーシャルゲームって流行してるもんね。
二人ともイマドキな答えやなぁ(笑)。
答えは大人でもムズカシイのだけど「Sustainable Development Goals」
直訳すると「持続可能な開発目標」
わかりやすく言うと「世界を変えるための目標」なのだそう。
世界中の誰もが安心して暮らせるように取り組むことです。
こちらは外務省のページ
SDGsでは、貧困問題や教育の問題、気候変動の問題など、17の目標が掲げられています。
「それって、国がやることなんでしょ?」って思ってしまう人もいるかと思いますが、実は、一人一人が身近なところで実践できる取り組みがあることを教えてもらいました。
Think globally, Act locally
「地球規模で考え、足元から行動せよ」
めぐまれた環境で暮らしている私たち日本人は、普段ほとんど意識していない問題が多いので、まずは第一歩として、世界で(あるいは日本で)どんなことが起きているのか知ることが大切です。
今回のワークショップで、最初に、カードゲームを通して、食べ残し(食品ロス)の問題を教えてもらいました。
兄弟とお父さんが、ゲームに参加。
このゲームは、なんと小6の男の子が考案したとのこと。
いかに食べ残しを出さないように食べ物を提供できるか、自分が店主となって考えるゲームです。
このゲームをやって、どうだった?
お兄ちゃん「面白かった!もっとやりたかった!!これからは、お店に行ったら、食べれる分だけ頼む。世界には食べれない人もいるのに、日本人は大量に残してて、なんか情けないなって思った。」
おとうと 「がんばって食べ残ししない。」
お~それは素晴らしいっ。
食べ残しがないと、お料理を作った人もうれしいし、ゴミも減らせるね。
こちらは環境省のページ。
www.env.go.jp/recycle/food/3010pop.html
3010運動!!
私は、恥ずかしながら初耳だったのですが、ワークショップに参加されていた方に聞きました。
宴席などで、最初の30分と最後の10分は、食事を楽しむ時間に!という運動なのだそうです。食品ロスを減らす取り組みです。
各地で3010運動の取り組みのページが作られています。
こちらは東京都のもの。
これから忘年会シーズンですね。
おしゃべりを楽しみながら、食事も残さず、しっかり食べていきましょう!!
お鍋の中に入ったしぼみかけの風船は、お鍋を真空にするとどうなる?(大気圧)
科学館にいくと、毎日実験ショーをやってくださっています。
今回はクイズが盛りだくさん!!
このお鍋のようなガラス容器(職員さんは真空器と呼んでいました)に、
しぼみかけの風船が入っています。
<クイズ>
お鍋の中の空気を抜いて、真空にすると、風船はどうなるでしょう?
①風船は大きくなる
②風船は小さくなる
③風船の大きさは変わらない
兄弟も私も、②の風船は小さくなる に手を挙げました。
私は、頭の中で、ジップロックに入れた食材を冷凍する場面を想像していました。
ジップロックの中の空気を抜いたら、キューっと縮まって小さくなってる印象があったので、②を選びました。
でも、正解は①の、風船は大きくなる だったんです!
実際にお鍋の中の空気を抜いて、見せてくださいました。
確かに!!
しぼみかけの風船がふくらんだ!!!
なんで????
なんで、風船はふくらんだんやろう?
おとうと 「・・・」寝たふり(笑)
お兄ちゃん「鍋の中に最初からあった空気と、風船の中の空気が押し合ってつりあってたのに、鍋の空気を抜いたから、ブレーキがはずれたようになって、風船がふくらんだんだと思う!」
お、なんか、いい線いってるんちがう??
職員の方が出したのは「大気圧」というボードでした。
お兄ちゃんの考えたことは、当たっていましたー。
この実験について話していると、以前、キッチンでやった空き缶をつぶす実験を思い出しました。
jiyu-kenkyu-kazoku.hatenablog.com
この実験では、空き缶の中を真空にしたら、まわりからの大気圧に押されて、缶がつぶれてしまいました。
今回の科学館での実験は、これと逆で、しぼみかけの風船のまわりを真空にしたら、風船の中の大気圧で風船がふくらみました。
今回、真空器というガラス容器を見せてもらったので、真空つながりのお話を見つけてきました。
宇宙空間には空気がありません。なので、空気を押す力(大気圧)もありません。宇宙服の中を地上と同じ1気圧にすると、外との気圧差でパンパンにふくれてしまうため、0.3気圧におさえて動きやすくしています。
「キッズペディア 科学館」 小学館より
今回のしぼみかけの風船がふくらんだ現象と同じようなことが、宇宙服でも起こってしまうので、気圧をコントロールしているんですね。