虫が寄ってくる野菜は、どっち?おいしいの?まずいの?
無農薬栽培なら、虫が来るのが当たり前だと思っていました。
ほとんどの野菜が虫喰いになるんだろうな〜と覚悟していました。
初めて育てたイチゴも
虫に食べられて大きな穴があいていました🍓
「無農薬だし仕方ない」
「避けては通れない道」
と諦めていましたが、どうやら、虫は理由があって寄ってくるようなのです。
自然農法の教室で
「虫たちは、まっ先に、生命力が落ちている野菜や生育不良の野菜に寄ってきて食べてしまう」と教わりました。
えーーーーっ!!!
「虫が食べるくらい元気でおいしい野菜」じゃないんだ!!!!!
教室で習ったあと、もっともっと深く知りたくていろんな本を読みました。その中に「生ごみ先生」こと吉田俊道氏の本がありました。
『生ごみ先生の元気野菜革命』東洋経済新報社によると、病気や害虫がやってくる原因として
・土が未浄化(有機物が分解されていない)
・土がミネラル不足(草不足)
・たい肥や生ごみなどの肥料分が多すぎる、あるいは、少なすぎる
・旬以外の時期に栽培している
・収穫の適期を過ぎている
・日照不足
・酸性雨
・深層土の未改良
・根の弱り
・植物の老化
などが挙げられていました。
作物は、虫に食べられると、傷口から病原菌の侵入を防ぐためにファイトアレキシンという物質を出します。
この物質により、苦味が強くなるのだそうです。
健康な野菜はファイトアレキシンを出しません。
生ごみ先生(吉田俊道氏)が、無農薬栽培のブロッコリーを作り、虫喰いのあるものと、ないもので食べ比べをしたところ、虫喰いのあるブロッコリーは苦くてまずく、虫喰いのない方はとても美味しかったそうですよ。
私の中でパラダイムシフトが起きました〜っ⚡
健康な野菜には、無農薬でも虫が寄ってこない。
健康な野菜は、味も美味しい。
不健康な野菜には虫が寄ってくる。
不健康な野菜は、苦くてまずい。
虫たちは、不健康な野菜を食べて、何をしているのでしょう?
不健康な野菜を食べて、消化して、糞として出しています。
糞は土に還って、豊かな土壌をつくってくれます。
つまり
虫たちは、弱ったものを土に還して、新しい生命につないでくれていたのです。
jiyu-kenkyu-kazoku.hatenablog.com
畑の虫たちが、どんどん愛おしく見えてきました!!