わが家の自由研究

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親子で防災を考える②アルファ化米をつくってみる

ずっと前にもらったのに、読めずに保管していた「防災ハンドブック」をひっぱり出してきて、いざという時にそなえておくべきもののリストを真剣に見ました。

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「水ひとり1日3L が目安だって。うん、これは、ある。」

「非常食ひとり三食分・・・うーん、すぐに食べれるものは、ほとんどないわ。」

「つぎ、携帯ラジオ・・・あー、ない。」

「懐中電灯・・・ない。」

「ロープ・・・ない。」

「カセットコンロ・・・ない。」

「防災ずきん・・・ない。」

「簡易トイレ・・・ない。」

「携帯電話を充電する手回し充電器・・・ない。」

 

リストの大部分が、ないないづくしです。

これは、本当にダメです!!

猛省しました。

足りないものは、すぐに購入の手続きをしました。

 

そして今回、水をかけるだけでご飯ができるという、すぐれた非常食である

アルファ化米を自宅でも作ることができると知り、親子で挑戦してみました。

つくり方はとても簡単です。

 

<準備するもの>

かために炊いたごはん一膳分、耐熱皿、はかり、箸、ざる、ミトン、電子レンジ

<つくり方>
 
①ご飯を一膳分用意して重さをはかる
②耐熱皿の上に、ご飯をうすく広げるf:id:jiyu-kenkyu-kazoku:20190521222151j:plain
③電子レンジで加熱する(5分✖3回 )1回ごとに箸などでほぐして、かたまりをなくし、均一に加熱する。焦げないように様子をみながら
④さらに電子レンジで加熱する(1~3分)ご飯に透明感が出るまでくりかえす
⑤ざるに広げて、箸で軽く混ぜながら熱をとる
⑥重さをはかる最初にはかったご飯の重さの約半分が目安f:id:jiyu-kenkyu-kazoku:20190521222309j:plain
ちょっと焦げました。f:id:jiyu-kenkyu-kazoku:20190521222342j:plain乾燥したアルファ化米を見て、思ったこと「しゃもじについたまま、固まったごはん粒やん!」

子供たちは、カリカリのまま口に入れてみました。「このままだと、あんまり、おいしくないねー。」

帰宅したお父さんに見せると「これって、戦国武将の干し飯(ほしいい)じゃん!!」

 

なんと!!戦国時代の兵士たちは、ごはんを天日干ししたカリカリの干し飯という保存食を携帯して、戦に立ち向かっていたとのこと。そのままポリポリとかじったり、お湯や水で戻して食べたりしていたそうなのです。さすが、歴史好きのお父さん!!

しかも、この干し飯、稲作の始まった弥生時代から存在していたそうですよ。

 

⑦食べるときは、加熱した後のご飯の重さの1.5倍の水を注ぎ、1時間くらい置くと、もとのご飯のようにやわらかくなる(熱湯を注ぐと、もっと早く戻る)

いよいよお湯をかけて戻したものを食べます。

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「かためのおかゆ」といった印象です。

炊きたてのごはんを使って作ったからか、風味はいいです。

災害のときに、水をかけるだけでごはんが食べられるのは、とてもありがたいと思いました。

 

 厳密にいうと、非常食として販売されているアルファ化米というのは、ごはんをただ乾燥させているのではなく、なんらかの方法で味が劣化しないように、加工されているそうです。

購入した非常食が手元に届いたら、そちらも試食してみたいと思います。