親子で防災を考える③北を知るには?
もし、よく知らない場所で災害にあったら?
方角がわからなければ、どうしたらいいんだろう?
北はどっちだって、どうやったらわかるかな?
子供たちに質問してみました。
おとうと 「高い所にのぼって、地形を見る」
お兄ちゃん「太陽を見る」
おー、じゃ、夜で景色も太陽も見えなかったら?
おとうと 「夜の街のライトを見る~」
お兄ちゃん「ひまわりとかの花を見て、花が向いてる方がたぶん西。まずは西を見つけて、そしたら北がわかると思う。」
なるほどなるほど。
子供たちなりに、一生懸命考えてくれました。
サバイバルの本には、太陽の方向から推測したり、とか、夜だったら北極星をさがしてみたりというアイデアが載っていました(私には、どれが北極星だか、さっぱりわかりません。北極星を見つける勉強からしなきゃ~)。
もし、曇っていて、太陽や星が見えない場合、方位磁針を身近な材料でつくってみたら、どうでしょう?早速、実験開始です!!
<用意するもの>
平たくて丸い磁石、N極S極がわかる磁石、ペットボトル、洗面器
<実験の手順>
①N極S極がわかる磁石をつかって、平たくて丸い磁石のどちらの面がN極なのかを知って印をつけておく
②ペットボトルの中央部分に切り込みを入れ、飲み口のほうにN極がむくように磁石をテープで取りつける
③洗面器に水を張って、ペットボトルを浮かべる
ペットボトルの飲み口側が、方位磁針のN極と同じ方向をむいています。
ペットボトルと磁石で、とても簡単に北を知る方位磁針ができました!!
この実験は、地球が大きな磁石であることを利用しています。
地球は、北極側にS極があって、南極側にN極があります。
北極のS極の大きな力に引き付けられているから、ペットボトルや方位磁針で、このように北の方角を私たちに教えてくれているのですね。
お兄ちゃん「災害のとき、役にたちそうだね!でも、そんなときに磁石あるかな?」
う、うん、確かに。磁石なんて持ち歩いてないよね。
おとうと 「実験、超おもしろかったーっ!!」
今日は楽しい実験ができて、少し防災意識も高まった感じでした!!