わが家の自由研究

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だんごむしの迷路+LEGO部

おとうとが、LEGOを使って、だんごむし用の迷路を作りました。
なかなか難しそうな迷路です。
だんごむし!がんばれ~っ!!
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壁にぶつかると、右、左、右、左と、交互に方向を変えて進んでいきます。
だんごむしって、迷路がクリアできるくらい賢いのかな?

だんごむしが、このように左右交互に進んでいくのを交替性転向反応といいます。
これは、左右の脚の負荷を同じにしようとして起こる反応なのだそうです。
つまり「右脚使いすぎたから左脚使おう」ということです。

どうして、だんごむしは左右交互に進むようになったんだろう?

おとうと 「落ち葉を食べるためにさがしてるうちにジグザグに進むようになったんじゃない?」
お兄ちゃん「一方向にしか曲がれない虫に追いかけられても逃げ切れるからかな?」

おっ、二人ともいい線いってるよ。

生き物にとって重要なのは、食べること子孫を増やすことですが、交替性転向反応はこの2つに影響すると考えられています。
交替性転向反応が起きない場合、同じ方向に曲がることになって結果的に同じ場所をウロウロする可能性が高くなります。
一方、交替性転向反応が起こる場合は、行動範囲が広がるので、えさを見つける確率、異性に出会う確率が高まるのです。

また、交替性転向反応によって、起点からより遠くへ離れることができるため、天敵の餌食になる可能性が下がったのではないかという理由も考えられています。

さて、迷路をがんばってくれただんごむしは、お外へ逃がしてやりました。
今日も、とても楽しかったです。