いきなり激痛!ハチに刺されたーっ!!
シャボン玉をしょうと、兄弟たちといっしょに公園にでかけました。
その公園は、ほとんどが砂地なのですが、クローバーが咲いている場所が少しだけあります。
そのクローバーのあたりを歩いていると・・・
ズキン!
急に右足に激痛が走りました。
とにかく痛くて痛くて。こんな痛みは初めて。
見ると、サンダルの中に虫が入り込んでいます。
その姿を見て、ミツバチだとわかりました。
自分の右足の裏、土踏まずあたりに、針が残っているのも見えます。
「早く針を抜かないと!!」
と思うのですが、緊張なのかパニックになっているのか、手が震えて定まりません。
「お兄ちゃん、お父さんを呼んできて!!ハチに刺された~っ。痛い痛い痛い~っ!!!」大人とは思えない痛がりよう・・・(汗)
どんなときも冷静なお父さんなので、落ち着いて針を抜いてくれました。
ネットで調べて、すぐに公園の水道でジャブジャブと患部を水洗い。
アナフィラキシーが怖いので、家に帰って、身体に異変が出ないかしばらく様子を見ていました。(おとうとが、過去にアナフィラキシーショックを起こしたことがあるので、私たち家族もアレルギー症状に警戒しています)
幸い、アナフィラキシーは起こらなかったので、病院には行かず、家で過ごしています。すぐに治るのかと思いきや、半日以上経ってもじんじんとした鈍い痛みが残っていて、触れるとさらに痛むので足を地面につけることができません。
今日はこんなことがあったので、これからの対策も兼ねて、刺されたときの対応やミツバチの生態について調べてみました。
ハチに刺されたときの応急手当
<症状>
ハチに刺された時の症状は、ハチの毒そのものによるものと、ハチの毒に対するアレルギー反応の2つがあり、局所症状と全身症状として現れます。
局所症状としては、刺されたところが腫れて痛みます。通常痛みは数時間から1日でなくなり、かゆみを伴うしこりが残り数日で消えます。
全身症状としては、特にスズメバチに多いのですが、刺された際の毒の量が多かったり、毒性が強かったり、以前に何度も刺されたことがある場合には、蕁麻疹、呼吸困難、発熱、血圧低下などの症状を呈しショックによって死に至ることもあります。
<処置>
次の手順で処置を行い、安静にします。20〜30分ほど様子を見て、異常がないようならひとまずは安心です。
途中で様子が少しでもおかしいと思ったら、直ちに医療機関に受診してください。
①刺されたらその現場からすぐ数十メートル離れる。
②刺された傷口を流水でよく洗い流す。ハチの針が残っている場合は、指でつまんで毒液を再注入しないようにそっと抜く。
③爪などで傷口周囲を圧迫し、毒液をしぼり出す。(ハチ毒は水に溶けやすいので、傷口から毒液をしぼり出すように、もみながら流水にさらすと効果的)⑤濡れたタオル等で冷やし、安静にする。過去にハチに刺されて、具合が悪くなった方や様子がおかしいと感じたらただちに医療機関を受診するようにしましょう。
佐渡市消防本部HPより
<ミツバチの生態>
女王蜂: 通常コロニーに1匹だけしか存在せず、毎日、自分の体重に匹敵する1000卵前後の卵を産みます。成虫の体重は250mg前後と、働きバチの100mgよりかなり重く、寿命は2~3年程度です。
雄蜂: 春の繁殖期(日本では、通常4月から6月)にのみ生まれます。雄は巣内では一切の仕事をせず、性的に成熟すると、毎日定刻になると交尾飛行に出かけます。
働き蜂: 生殖以外のすべての仕事を受け持ちます。飛翔能力は秒速6~8m、一度に自分の体重の半分に相当する40mg前後の蜜を運ぶことができます。花粉は後脚にダンゴ状にして運搬します。必要に応じて、腹部の先端付近に内蔵されている刺針で外敵に毒液を注入することができます。しかし、働き蜂の刺針には、逆かぎがついているため、一度刺すと針が取れて死んでしまいます。
約1ヶ月の寿命の中で働き蜂の仕事は日齢が進むにつれて移り変わります。前半の2〜3週間は内勤期、後半の1〜2週間は外勤期で、この時期に蜜の採集や花粉媒介をします。
一般社団法人 日本養蜂協会 HPより
お兄ちゃん「女王蜂は毎日1000個も卵を産むなんて、すごい体力だね!」
おとうと「今日、お母さんを刺したミツバチは自分も死ぬのに刺してきたんだ!!」
母 「あの子は、外勤期の働き蜂だったんだね。それにしても一か月しか生きられないなんて初めて知ったよ。」
お父さん「これからキャンプに行くときは、刺されないようにしないと!」
そうです!刺されないようにしないと!!2回目はアナフィラキシーの危険があります。
<ハチの被害に合わないために>